住宅ローンで失敗する事例は多い
注文住宅を建てて失敗してしまい、後悔しているケースとして多いのが住宅ローンの返済でトラブルが発生したというものです。住宅は一生に一度の大きな買い物としてもよく知られているので、妥協せずに納得できる住宅にしたいと考えるでしょう。そのため、住宅の設計やデザインについては納得できる内容になっているケースが多く、後悔するほどではない場合がほとんどです。しかし、理想を追求すれば費用も高くなりがちなので、予算オーバーの状況で住宅ローンを利用してしまって失敗するケースがあります。返済のために長期にわたって緊縮生活を送らなければならないこともありますが、返済できずに差し押さえをされていることもあるのが実態です。
失敗しないための注文住宅の建て方
住宅ローンで失敗しないためにはどのような注文住宅の建て方をしたら良いのでしょうか。まずは仮審査を受けてローンのシミュレーションをおこない、これ以上は絶対に借りられないという上限と、このくらいなら余裕で返済を続けられるというボーダーを決めましょう。その上で注文住宅業者には返済が容易なボーダーの方を上限予算として伝えるのがコツです。業者はもっと魅力的な住宅にしてもらおうとさまざまな住宅設備や機能性の建材などを紹介します。その魅力に駆られているうちに予算オーバーになり、住宅ローンが返済できないくらいになってしまうのです。予め低めのボーダーで相談を始めておくと、業者もその水準でさまざまな提案をするため、大幅な予算オーバーが起こりにくくなります。
東京の注文住宅は地価の影響により、他地域よりも費用が割高な傾向にあります。特に鉄道やバスの路線に近い立地は利便性が高いことから費用の高額化に拍車がかかっていると言えるでしょう。