狭くても強みはあります!狭小住宅ならではのメリット
狭小住宅は、使用する建材が少ないため、建築費を安くおさえられます。また、土地と建物が狭い分、固定資産税も低くなります。それから、狭い面積に多くの柱と壁を使うことから、耐震性が高まるというメリットもあるのです。狭い庭の草むしりの手間は少なくて済むし、床面積が小さいので、掃除も簡単に済ませられるでしょう。メンテナンスも難しくなく、居住者が休みの日にこまめに建物の手入れをすれば、長期にわたって良好な状態を維持できます。寝室からトイレや浴室への動線が短く、高齢者が移動に苦労することもありません。
様々な狭小住宅の生かし方
変形地の土地活用法として、狭小住宅は注目されています。狭小住宅なら、変形地の形状に合わせて設置できるのです。6畳程度の狭小住宅をいろいろな形に組み合わせて変形地の形状をフルに活用する方法も採られるようになりました。自宅の敷地内のわずかなスペースを利用して狭小住宅を建て、戸建賃貸住宅として貸し出す人もいます。戸建賃貸住宅は供給量が少ないため、駅近でなくても需要があり、集合住宅より集客しやすいのです。自宅を建てる時、同じ敷地内に狭小住宅を建築して他人に貸せば、ローン返済の足しにもなるでしょう。狭小住宅を戸建賃貸住宅として他人に貸し、投資費用を回収したら、賃借人の退去後リラクゼーションスペースや書斎として使うこともできます。場合によっては、土地を分筆して狭小住宅を土地ごと売却するという選択肢もあるでしょう。
狭小住宅で多く見られる不満には、収納スペースの少なさや室内の暗さなどが挙げられます。工夫次第で十分住みやすくなるため、間取りを慎重に決めることが大切です。